| CELICA Turbo 4WD(ST165) Gr.A |
|---|
| CELICA Turbo 4WD(ST165) Gr.A | |
| '85年秋、トヨタ初のフルタイム4WDターボがフランクフルトショーでそのベールを脱いだ。
時代はGr.Bから市販車ベースのGr.Aへと移り変わり、初代Gr.A後輪駆動のスープラではもはや並み居る強豪4WD勢には太刀打ちできなくなっていた。 そこで、トヨタ初の4WDターボは、Gr.Aホモロゲーション5000台販売規定クリアと同時に、'88年5月ツールドコルスにてWRCフィールドへと登場することとなる。 |
![]() |
| CELICA Turbo 4WD X-Ray (写真:TOYOTA) | |
| デビュー当時のST165に於いて特筆すべきは駆動系、フルタイム4WDトランスアクスルである。市販車の50:50というトルク配分ではなく、25:75と旋回性能を意識した大幅なリア重視の配分であった。センターデフは、デフロック付きではなくXトラック製ビスカスカップリングを使用し、リアにもビスカスを装着、ミッションもXトラック製6速を搭載。公表出力は265ps/6800rpm、32.5Kg・m/3600rpm(ブースト0.7Kg/cm2時)。 | ![]() |
| 165はライトPodバリエーションが多い(写真:TOYOTA) |
![]() |
最終的には299ps/6000rpm、45.9kg・m/4000rpmまでスープアップされることとなる。 この年、B.ワルデガルド、J.カンクネン、K.エリクソンの布陣で華々しく表舞台に登場し、デビュー戦では6位を獲得したものの、成熟不足に伴うトラブルシューティングに追われ満足な成果が得られずにシーズンを終える。 |
| モーターショーにて。固定ライトの前期型。 |
| 開けて'89年、フォードからカルロス・サインツを迎え、ミッション・駆動系・エンジンそして重量軽減など様々なトラブルを抱えながらも、ラリーオーストラリアでついにカンクネンが念願のセリカWRC初優勝をもたらした。Gr.Aセリカ黄金時代の静かな幕開けであった。 |
| 翌'90年、ついに王者ランチャ帝国に対する逆襲が始まった。デビューから3年目、ようやくセリカは抜群の信頼性を発揮し始め、セリカ初のサファリ優勝を始めサインツのノンスカンジナビアン初1000湖優勝と、ランチャと互角の戦いをするまでに成熟されたST165はついに、国産車初のWRCドライバーズタイトルを獲得する。 | ![]() |
| グラベル(未舗装)を走るST165 |
| '91年、初代GT-FOUR最後となるこの年、国産車初のモンテカルロラリー優勝で幕を開けたランチャとの激しい戦いは、シーズン5勝を挙げたものの奇しくも同じく5勝ランチャデルタのカンクネンに奪われてしまう。 国産車初のドライバーズタイトル及び、サファリ・RAC・モンテカルロの世界3大ラリーを制覇し、既に成熟しきってしまったST165は、トヨタ悲願の日本車初メイクスタイトル獲得の夢を次期E−ST185へと託し、WRCの檜舞台から去ることとなった。 |
![]() |
![]() |
| Monte Carlo Snow Stage | ラリーの過酷さと165のタフさを示す一枚 |
| Specifications | |||
|---|---|---|---|
| 全長x全幅 | 4365mmx1710mm | エンジン型式 | 3S-GTE 水冷直4気筒 16バルブDOHC+Turbo |
| ホイールベース | 2525mm | ターボチャージャー | Toyota内製 CT26 |
| トレッド前/後 | 1510/1510mm | インタークーラー | 水冷 |
| 車両重量 | 1100kg | ボアxストローク | 86.0x86.0mm |
| 駆動系 | 4WD Xトラック製・6速ミッション | 圧縮比 | 8.5:1 |
| サスペンション | BILSTEIN製 マクファーソン・ストラット前後 |
排気量 | 1998cc |
| ブレーキ 前/後 | ベンチュレーテッドディスク | 最高馬力 | 295馬力/6,000rpm |
| タイヤ | ピレリ | 最大トルク | 38.0kgm/4,000rpm |
| ホイール | OZ Racing | 燃料供給装置 | デンソー製EFI |
| リストリクター | φ40 | ||